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温暖化が暴走するという話には否定論もある

温暖化と言っても、昨今話題の気候変動レベルの話ではなく、もっと大規模なお話です。
某所で聞いた話を長いのでちょっと要約してみました。
太陽の光量が1億年ごとに1%増えるという主張は、一般的には科学的には支持されていません。太陽の光度は、太陽の内部核での核融合反応によって供給されるエネルギーによって決まります。
現在の科学的な理解によれば、太陽は約50億年前に形成され、核融合反応によって主に水素をヘリウムに変える過程でエネルギーを放出しています。太陽はこのプロセスを数十億年以上継続することが予測されています。
しかし、太陽の進化に伴って将来的には変化が起こることは確かです。太陽は徐々に水素の供給が減少し、ヘリウムの割合が増える現象が起きます。この過程によって太陽は徐々に膨張し、最終的には赤色巨星となります。その後、外層が放出されて惑星状星雲となり、中心部の白色矮星が残ると考えられています。
この進化プロセスは数十億年かけて進行するため、地球が金星のようになるという主張は過度に危機的な予測です。また、地球の将来の運命については、太陽の進化だけでなく、地球の大気や気候の変化、天体の相互作用など、複数の要素が関与するため、予測が難しいとされています。
科学的な研究は、太陽と地球の進化や未来の運命に関して進行中であり、さらなる知見が得られる可能性があります。しかし、現時点では地球が将来的に金星のようになるという主張は、科学的には信頼性が低いとされています。